プロ論2
さて、今日読み終えた本。
R25に連載されていることで有名な「プロ論」の2だ。
- 作者: B-ing編集部
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/12/16
- メディア: 単行本
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いや、前回の「プロ論」も面白かったけど、今回のもなかなか。
この本の良いところは、とにかくポジティブ。
「ニートでも引きこもりでも良いのよ」とか、「好きなことやれ」とかとにかく好き放題に言っている。
けど、どれもこれもその道の成功者達の言葉だけに妙な説得力がある。
まあ、温故知新とまでは言わないけど、とにかく含蓄のある言葉が全てのページに詰まっている。
哀川翔さん(俳優)の、
「凡人が世の中で勝つには、とにかく何も考えずにやるしかないんですよ」
とかは、凄い説得力あるよ。
一世風靡セピアへ入るまでの過程も面白い。
翔さんが編集者やっていたことなんて知らなかったしねぇ。
とにかく寝ていないし、行動力が半端じゃないね。
あとは、パパイヤ鈴木さん(振り付け師、ダンサー)。
「できる人、できない人の区分けはない。あるのは、やるか、やらないか」
ってのなんかはグサッときた。
何かをしたくても一歩を踏み出せない。
せっかく踏み出す勇気を絞り出しても、その後、失敗したときのことを考えてしまう消極的な思考。
恥も外聞も捨ててチャレンジしないと手に入るものも何もない。
そう今の自分を見透かされ、パパイヤさんが直接目の前に居る気がした。
他では、山本一力さん(人情小説家「あかね空」「峠越」など)の、
「縁は目の前に転がっている。それが見えてねぇんだよ」
ってのも、「どうせコネもなにもねぇえし、まともな就職なんてねぇ〜よ」とか言って社会に背を向けちゃっている最近の若い人の行動心理を上手くとらえているな〜と感心。
まぁとにかく一度読んでみてよ。
特に仕事が上手くいかないな〜とか、俺は才能あるのにとか、そう思っている人は特にね。
何かのヒントにはなるんじゃないかと思う。