一夜明けて・・・
気がつけば夕方。
昨日の果報ばかりだったことに気をよくし、いい夢も見ていたせいか寝起きはバッチリ。
しかし、この目覚めを吹っ飛ばす信じられないようなメールが来る。
KFAの同僚Oさんからのメール。
それは、『来期の契約非更新の選手』という題名だった。
まず驚いた。
そしてショックを受けた。
そして、やる気を失った。
以下、公式サイトよりコピペです。
12月 04日
■来季の契約非更新選手について
湘南ベルマーレでは、来季の契約を更新しない選手につきまして下記の
とおり決定いたしましたのでお知らせいたします。
■鈴木 正人(すずき まさひと)/背番号 1
◇ポジション GK
◇生年月日 1977年4月28日(28歳)
◇身長/体重 190cm/83kg
◇経歴
市立船橋高校('93)−専修大学(’96)−湘南ベルマーレ(’00)
◇2005年リーグ戦出場記録 3試合0得点
◇Jリーグ通算出場記録 86試合0得点
■白井 博幸(しらい ひろゆき)/背番号 5
◇ポジション DF
◇生年月日 1974年6月17日(31歳)
◇身長/体重 180cm/72kg
◇経歴
東海大一高(’90)−清水エスパルス(’93)−ヴェルディ川崎(’97)
−セレッソ大阪(’98)−清水エスパルス(’99)−湘南ベルマーレ(’00)
◇2005年リーグ戦出場記録 10試合0得点
◇Jリーグ通算出場記録 207試合4得点
■佐野 裕哉(さの ゆうや)/背番号 8
◇ポジション FW
◇生年月日 1982年4月22日(23歳)
◇身長/体重 171cm/65kg
◇経歴
清水商業高(’98)−東京ヴェルディ1969(’01)−湘南ベルマーレ(’04)
◇2005年リーグ戦出場記録 19試合2得点
◇Jリーグ通算出場記録 54試合5得点
■吉野 智行(よしの ともゆき)/背番号 10
◇ポジション MF
◇生年月日 1980年7月9日(25歳)
◇身長/体重 178cm/71kg
◇経歴
習志野高('96)−浦和レッズ(’99)−湘南ベルマーレ(’02.5月)
◇2005年リーグ戦出場記録 32試合0得点
◇Jリーグ通算出場記録 150試合4得点
■鈴木 良和(すずき よしかず)/背番号 15
◇ポジション MF
◇生年月日 1982年6月1日(23歳)
◇身長/体重 164cm/65kg
◇経歴
東海大翔洋高(’98)−湘南ベルマーレ(’01)
◇2005年リーグ戦出場記録 25試合0得点
◇Jリーグ通算出場記録 136試合7得点
■北出 勉(きたで つとむ)/背番号 17
◇ポジション DF
◇生年月日 1978年9月18日(27歳)
◇身長/体重 176cm/67kg
◇経歴
室蘭大谷高(’94)−道都大(’97)−ジュビロ磐田(’01)−湘南ベルマーレ(’03)
◇2005年リーグ戦出場記録 0試合0得点
◇Jリーグ通算出場記録 42試合2得点
■青柳 雅信(あおやぎ まさのぶ)/背番号 26
◇ポジション DF
◇生年月日 1985年9月1日(20歳)
◇身長/体重 180cm/71kg
◇経歴 筑陽学園高(’01)−湘南ベルマーレ(’04)
◇2005年リーグ戦出場記録 0試合0得点
◇Jリーグ通算出場記録 0試合0得点
■浮氣 哲郎(うき てつろう)
◇ポジション MF
◇生年月日 1971年10月4日(34歳)
◇身長/体重 177cm/72kg
◇経歴
専修大松戸高(’88)−東京学芸大(’91)−東京ガス(’94)
−ジェフユナイテッド市原(’97)−東京ガス(’98)−大宮アルディージャ(’99)
−モンテディオ山形(’01)−大分トリニータ(’02)−湘南ベルマーレ(’04)
−横浜FC(期限付移籍/’05.8月)
◇2005年リーグ戦出場記録
14試合0得点(湘南ベルマーレ)/12試合0得点(横浜FC)
◇Jリーグ通算出場記録 230試合3得点
■高田 保則(たかだ やすのり)
◇ポジション FW
◇生年月日 1979年2月22日(26歳)
◇身長/体重 176cm/68kg
◇経歴
ベルマーレ平塚ユース(’94)−ベルマーレ平塚/湘南ベルマーレ(’97)
−横浜FC(期限付移籍/’05.9月)
◇2005年リーグ戦出場記録
18試合1得点(湘南ベルマーレ)/8試合1得点(横浜FC)
◇Jリーグ通算出場記録 247試合44得点
これを見て、俺は何を言えばいいのだろうか・・・?
とか、言いながらこっから先はかなり本気で書いてみる。
本気ですか?
事実ですか?
上田さん・・・・
フロント・・・・
来期、今年以上の成績を収め、この選手をクビにした責任を取れるんですか・・・・・?
言い切れますか?
自信は120%ありますか?
どう考えれば良いのか判らない。
今期、シーズン途中で他チームに移籍あるいはレンタル、または解雇された選手が6人居る。
前出の高田、浮気は横浜FCヘレンタル移籍。
水戸へ移籍した時崎。
徳島へ移籍した石田。
半年契約で解雇されたグラント。
家庭の事情で帰国、退団したカシアーノ。
逆に、今期シーズン途中で加入した選手が3人。
佐川急便から獲得した池田。
浦和からレンタル移籍してきた梅田。
ナント(仏)からクロアチア人のゴーランが加入。
シーズン開幕を32人でスタートして、途中で4人が入団し6人がチームを離れた。
(カシアーノはシーズン途中入団→退団のためどちらにも加算)
そして、ここにきて高田、浮気を含む9人が契約非更新。シーズン途中で移籍&退団した選手を含めれば13人にものぼる。
さて、いったちこのチームはどこへ向かっていくのだろうか?
約1/3の選手がクビ。
そして、チームの戦力としてシーズンを通し活躍できた選手が何人居る?
1 鈴木 正人 3/270/0
2 城定 信次 22/1,816/0
3 浮氣 哲郎 14/774/0
4 バリシッチ 35/2,983/2
5 白井 博幸 10/607/0
6 中里 宏司 13/914/0
7 佐藤 悠介 40/3,600/4
8 佐野 裕哉 19/773/2
9 高田 保則 18/948/1
10 吉野 智行 32/2,847/0
11 グラント 0/0/0
11 カシアーノ 11/417/0
12 ゴーラン 11/694/0
13 戸田 賢良 32/1,547/1
15 鈴木 良和 25/2,043/0
16 小林 弘記 39/3,510/0
18 坂本 紘司 35/2,521/1
19 石原 直樹 8/224/0
21 冨山 達行 19/1,467/0
22 村山 祐介 30/2,526/0
23 田村 雄三 24/2,013/0
24 加藤 望 41/3,604/9
25 植村 慶 2/180/0
28 中町 公祐 12/531/1
30 永里 源気 31/1,200/2
31 森谷 佳祐 4/330/2
32 柿本 倫明 43/3,711/15
33 池田 昌広 6/182/0
34 梅田 直哉 17/1,173/4
これは、今期出場選手の記録。
サブに登録された選手を含む。
29人居る。
この中に今回戦力外通告した者が7人。
鈴木正、浮気、白井、佐野、高田、吉野、鈴木良。
途中退団者が2人。
グラント、カシアーノ。
そして、1試合も出場できずにシーズン途中に移籍した(させられた?)、時崎、石田。
さらに、1試合も出場できず解雇通告されたのが、北出、青柳。
では、来期残った選手たちの今期の成績は?
4 バリシッチ 35/2,983/2
6 中里 宏司 13/914/0
7 佐藤 悠介 40/3,600/4
12 ゴーラン 11/694/0
13 戸田 賢良 32/1,547/1
16 小林 弘記 39/3,510/0
18 坂本 紘司 35/2,521/1
19 石原 直樹 8/224/0
21 冨山 達行 19/1,467/0
22 村山 祐介 30/2,526/0
23 田村 雄三 24/2,013/0
24 加藤 望 41/3,604/9
25 植村 慶 2/180/0
28 中町 公祐 12/531/1
30 永里 源気 31/1,200/2
31 森谷 佳祐 4/330/2
32 柿本 倫明 43/3,711/15
33 池田 昌広 6/182/0
34 梅田 直哉 17/1,173/4
シーズン44試合の75%以上である33試合以上出場者:
バリシッチ、佐藤、小林、坂本、加藤、柿本
44試合の約半分の時間を出場できた選手(1980分以上出場):
バリシッチ、佐藤、小林、坂本、村山、田村、加藤、柿本
まあ、戸田、永里などは途中出場でありながらも30試合以上出場しているし、ゴーラン、梅田らはシーズン中の移籍ながらもそれぞれ11試合、17試合に出場しているので次第点はあげられるとしよう。
それにしても、バリシッチ、佐藤、小林、坂本、村山、田村、加藤、柿本、戸田、、永里、ゴーラン、梅田の12人では来期はなんとも心許ないばかりだ。
しかも、得点は15点の柿本を筆頭に、
柿本 15点
加藤 9点
梅田 4点
佐藤 4点
森谷 2点
永里 2点
バリ 2点
中町 1点
戸田 1点
坂本 1点
- -
合計 41点
全員の合計で甲府の2トップ、バレー21点+長谷川17点=39点クラスである。
これじゃあ勝てない。
そして、更に気になるのは怪我の状況。
中里、石原、坂本、村山、田村、森谷、梅田は完全復活を待たずにシーズンが終了。
来期の開幕までに間に合うのかどうか?
こう考えると野戦病院並の状況でありながら、シーズンを通して実績のある選手は少ない。
上田監督の頭にはどのような布陣が組まれているのだろうか?
今期戦った選手をベースに新戦力を補強するという考えよりも、むしろ自分の課す課題に応えた選手のみが残された気がしてならない。
メンバーとポジションが固定されず不安定なDF陣。
連携不足、コミュニケーション不足を感じさせる中盤。
常にパートナーが変わる2トップのFW。
軸になる選手が誰も居ない。
それが現実。
シーズンを通して一貫してポジションが変わらずほぼフルに試合に出続けたのは、GK小林、ボランチ佐藤、攻撃的MF加藤、FW柿本のみ。
野球界ではリーグ優勝どころかアジアカップをも掴んだロッテの日替わり打線が注目されているが、バレンタインのカリスマ的な采配と、見事なまでの選手の人心掌握術のたまものと思われる。
また、野球は打線の順番が変化しようとも守備位置をそうコロコロとは変えない。
あくまでも攻撃時の打線の順番のみである。
攻守一体となっているサッカーとは違う。
そもそも、サッカーでも攻撃時は自由に(ポジションを移動して)いる。
そう考えると、今回の解雇は腑に落ちない点が多すぎる。
それが正直な感想。
多分、今回の発表により相当数のサポーターが怒りを覚えただろう。
そして、現時点ではかなりの数のサポーターが開幕戦を観たいと思っていないだろう。
もしかするともう二度と湘南を応援しないと決めたサポーターも居るだろう。
さらに、ユース上がりで生え抜きの高田の退団により今後湘南ベルマーレのユースから昇格する選手たちにも不信感を持たせた。
もっと付け加えれば、ベルマーレユースに対する信頼感も下がった可能性もある。
いやそれだけじゃない、大学、高校から入団してくるはずの選手&親御さん&各学校の監督からの心象も良い訳がない。
そしてこれは、他のクラブチームから湘南への移籍を打診されている選手も同じだ。
ここから開幕まで、いやチーム始動日までの間にチームはどう動いてくれるのだろうか。
その動きの量と質次第では、来期は今期以上に酷い事態になることが目に見えている。
今はただ、フロントの巻き返しを願うばかりだ。