錯乱×混乱=メダパニと言う

t-2take2005-05-09

さて訳判らない題名だが、これが今おいらの現状。
てか、忙しい訳でもないんだけど忙しいような感じで・・・でも、あれ?忙しくない気もする。


てか、ブログに載せたい記事はいっぱいあるのだ。
この間の関東大会予選の事とか、プリンス結果と羽中田さんに会った事とかね。
他にも、後輩の大学の1部昇格戦が決まった事とかさぁ。


ポルトガル関連の事でも、スポルティングUEFA CAP決勝進出の事とか、ベンフィカがリーグ戦でペナフェレル相手にまたポカをやらかしてくれたこととか。


他にも母校の中学が今年はサッカー強いみたいな事とかもある。
もちろんベルマーレの事もね。
JFLから戦力補強したしさぁ。


でも、それぞれの事を書いていたら時間が足りない〜ウキィー!!って感じ。
どうするかな〜なんて考えていると時間の無駄だし、睡眠不足になるし。
なんで、取りあえず今日は寝て明日か明後日にでも書いていくかと間がえていたんだけど1つだけ。


上のどれにも当てはまらないのだが、あの「スラムダンク」や「バカボンド」を書いた井上雄彦の事。
さっきまで仕事をしながらTVの音を消して着けていた。
が、TVに見慣れた絵が映された。それがスラムダンクの絵。
で、もう仕事も終わるからとボリュームを少しだけ上げてチラチラ見ながら仕事を終わらせた。
フジTVだったかな?


内容はこんな感じ。
スラムダンク」の単行本が日本で1億冊を越えた。
そして、その事を記念して井上雄彦が神奈川県の三崎口にある廃校となった三崎高校を借り切ってあるファイナルイベントを企画。
その準備からイベント終了までのもようを流していた。
書店でそのことを紹介した本を見つけた事もあり、ぼ〜と見ていた。
23枚の黒板に書かれた最終話から「10日後-----------」の世界。
そして、井上雄彦の姿や形、思想。
大変面白かった。
そして、ファイナルイベントに訪れたファンもまた素晴らしかった。


http://www.itplanning.co.jp/slamdunk/

そしてさらに感動したのは、23枚の黒板に白いチョークで書かれたマンガ(と呼ぶのか?)には囲みも柵も「触るな」の注意書きもされていないまま3日間展示された。
そして、3日間その白いチョークのどこの線のひとつも触られていなかった。
イベントを終えた夜に書いた井上雄彦本人が消すまで。
本当に凄いことだ。
3日間で累計何人の人が訪れたのかは知らない。
TVから流されてくる映像を見ると訪れたファンの年齢層はかなり広い。
中には、子供を連れてくるいとまで居た。
高校生、大学生、社会人、オヤジ、お母さん、そしてその子供たち、ETC・・・・・・


しかし、誰1人として白いチョークの線に触れていない。
凄い。
誰でも触れば消せたのにだ。


実はおいらも中学時代はバスケットに汗を流した1人である。
高校に入っても体育の授業ではバスケットばかしていた。
実は、バレーボールなんかも得意な超身軽なデブだったのだ。


あらら。話しは逸れたけど、そんなこんなで学生時代からスラムダンクは良く読んでいた。
懐かしい思いでの1つ。
そのマンガが廃校の黒板に復活する。
もちろん見てみたかった。


そして、きっとおいらと同じような気持ちを持ったファンがいっぱい訪れた。
それはきっと、懐かしい想い出や、既に忘れていた何かだったのかもしれない。
しかし、それは触れれば消えてしまうものだった。
儚くも脆くか弱い細い線。
黒い板の上に引かれた、ただの白い石灰の固まりの線にも係わらず誰も触れることのないくらい崇高なものだったのだ。
尊敬、敬愛、慈悲、希望、想い出、そして過去であり現在だった。
人間って本当に大事なものには囲いや注意書きなんて必要ないんだね。


最近サッカーでは相手サポーターを怪我させたりする事件や、クラブハウスに落書きしたりする事件があった。
こうした人たちは本当にサッカーが好きなのかね?
大事な宝物じゃないのか?


そんな事をTVを見ながら考えた。
そして、井上雄彦の「やっぱり(防護策を)やらなくて良かった」って言葉に感動した。