VF甲府が始動した

t-2take2005-01-12

11日。行って来ましたよ、VF甲府さんの入団会見&トレーニングを取材しに。
家を朝7時15分に出発し、混雑した厚木を抜け相模湖ICから中央道で甲府へ向かう。
11時から入団会見がYBS(山梨TVなのかな?)のビルで行われるのだが、甲府駅にに到着したのが9時45分頃。自宅から約2時間30分で到着。所要時間だけ考えると、もう少し家を遅く出ても良いのではと思われるかもしれないが、厚木〜相模湖までの渋滞は予想できないから難しい。
まあ、早く到着したので甲府駅前のマクドナルドで朝食をとる。
頃合いを見て会場へ。
結構メディア関係者の数も多く見られたが、湘南の数よりは少ない。
多分、事前の取材申請の手間とかそういった関連ではないかと推測。ちなみに湘南はけっこうアバウト&簡単。だから多いのかもしれん。


さて、会見では事前に仕入れていた情報とは違って新入団選手の数は5人だった。
(その辺の情報は → 『ヴァンフォーレ甲府公式サイト』ドメイン変更のお知らせで)
個人的な意見かもしれないが、もう少し選手とか監督とかに話しを振ってコメントを出して貰いたかったかな?
プロとなって初めての会見なんだから、もう少しはきはきと喋る姿が見たかった。


午前の会見が終わり、2時から行われる公開練習までは時間があったので車で移動し大通り沿いの吉野家で昼食。その後、会見で知り合った某スポーツ新聞紙の記者さんを車に乗せ練習場に向かう。
いや〜寒い寒い。でも、甲府盆地から眺める富士山もなかなかおつなもんだよ。

この練習と会見に関しては、例のピンク色の新聞で書いているので、もしよろしければ買って読んでくださいな。


しかし、寒かったのも驚きだけど、初日からボールを蹴ったミニゲームを始めた監督の熱の入った指導にも驚き。
2時から始まった練習が終わったのは、なんと5時。
もう日が暮れてあたりは暗くなっていた。
他のメディア関係者と、練習終了後に監督と倉貫選手を囲み取材をする予定だったが、あまりにも遅くなってしまったために地元のTV局YBSなどは時間切れ(夕方のニュースに間に合わない)だったりと、やや混乱気味。
それでも残った数名の媒体は監督を囲みコメントを取る。


練習後のコメント取りで笑えたのは小倉の対応。
練習が終了した瞬間に「寒い寒い」を連発し、車へ向かってダッシュ。急いでコメントを取りに囲んだ記者に対して「頼むから着替えだけさせてくれ!」と叫ぶ。
VF甲府は決まった練習場を持って居らず、尚かつクラブハウスも無いために練習後、汗をかいた体を暖かいシャワーで洗い流すことができない。
寒空の下、車の横で着替えるのだ。
なるほどね。こんなところでハングリーさが磨かれるわけだ。
今や、大学や私立の高校じゃあシャワー室付きなんてのは当たり前なご時世だからね。


練習終了後に、小倉の着替えを待っていると横から「こんにちは」と声をかけてくれる選手が。
ふっと見るとDFの津田選手だった。彼には昨年インタビューをさせて貰っていたり、その後の試合でもコメントを貰ったりとお世話になっていた。
彼は、僕に気がつくとすぐに声をかけて手袋を取り握手をしてくれた。その一連の動作を見、その誠実な対応には親近感を覚えた。
ナイスガイっていうのはこういう事を言うのだろう。
素晴らしい選手ってのは、誰に言われなくてもこういった振る舞いが自然にできる。それこそが一流と二流三流との差ではないだろうか。
その後、GKの阿部選手とも少し会話を交わしたが、彼も僕のことは覚えてくれていて「今年もよろしくお願いします」と丁寧な挨拶を頂いた。


う〜ん、何か湘南と比べてもこのへんが違うんだよね。
小倉にしてもそうだけど、メディア(だけじゃないけど)に対しての対応が素晴らしい。丁寧というか何というか、誠実に対応してくれている印象がある。
湘南の選手は何というか、どうもちょっと構えているような部分がある。
試合後のミックスゾーンでもそうだが、負けた試合の後などは「なるべくなら話しかけないでくれ」というオーラが出ている。
もちろん甲府の選手にもあるのだが、目が合えば会釈くらいはする。
湘南の選手は目線すらも会わせないようにしている。
どっちがファンに喜ばれる対応なのか、また記事を扱う記者に対しての印象が良いか。素人でも判るよね。
まあ、僕の場合は生まれも育ちも平塚だから、湘南と甲府を比べる事もないのだけど・・・でも、最近は甲府の選手に好感を抱いているのは確か。


さて、大変な1日はこれで終わらなかった。
ピンクの新聞の締切は8時。取材を終えたのが5時過ぎ。これから家に帰り、写真をまとめ、コメントを起こし、レポートを書いて送るなんてことはどだい無理な話。
仕方がないので、電話を入れ締切を延ばす。
速攻で仲良くなったスポーツ新聞の記者さんを甲府駅まで送り、急いで高速に乗り帰宅。
ビュンビュン飛ばして帰ってきたのが9時前。
ここからが地獄。
デジカメからデータをPCに落とし、良い写真をセレクトしてメールで送る。
テレコを聞いてコメントを起こし、これまたメールで転送。
そして、メモ帳と資料を見ながらレポートをまとめてメールを送る。
全てが終わり時計を見ると12時を回っていた。
その間に何度も編集部から最速の電話もあり、どっと疲れた1日だった。
お陰で、コタツで遅い夕食に貪りついて気がつけばそのまま寝ていた。
朝まで窮屈な体勢だったせいか、今日も足腰が痛い。


しかし、寒くて凍えて取材をして、慌ただしく原稿を書く。
新聞関係の人たちはこれがほぼ毎日だもんね。恐れ入ります。