悲喜交々

t-2take2004-12-11

いきなり難しい題名だ。
悲喜交々。
けっこう間違えて使っている人が多いが、ここではまあその事は置いておく。
さて、なぜこのような題名になったかというと、今まさに自分の感情が悲喜交々なんよ。


先日の日記にも書いたが、今日は関西で後輩が大事な大事な試合を迎えていた。
関西大学リーグ1部2部入れ替え戦の2試合目。
勝てば残留、負ければ2部落ち。
快勝して残留を決めれば、後輩から喜びのメールが来ていた・・・はずであった。
が、しかし・・・いつまで待っても来ない。来ない。来ない。
ということは?と思い、恐る恐る大学サッカーのHPを覗く。
試合結果速報の欄には、『近畿大0−1大阪体育大』と記されていた。
そうか、そうだったんだ・・・
かける言葉がみつからないな。


そういや、1年少し前にも彼の悔し涙を見たな・・・


しかし、明日になったらメールを送ろう。
『人生平たんな道など無いんだ。下を向くな』とね。
下を向くな。来期の春季リーグでぶっちぎりで昇格すれば良いんだ。
18歳の青年と呼ぶにはまだ少し早い若者に向けて、今、人生の先輩として小さなエールを送ろうと思う。


そういった悲しさを感じていた今日だったが、今度は嬉しい電話がかかってきた。
友人からだった。
色々と大変な思いをしていた友人で、精神的にもかなり痩せてしまっていた友人。
しかし、重い腰を上げた。
来週から、仕事をする事になったそうだ。
その事を聞いて、「じゃあ飯でも食おうか」とちっちゃいお祝いながらもファミレスで夕食を食べた。
やっと前を向いた友人から、少しだけ明るい声が聞こえた。


嬉しいことも悲しいことが同時に来ると、ちょっと複雑な気持ちになる。
でも、周りの友人達は少しずつだけど変化していく。
英語を勉強している者、仕事を始める者、サッカーを頑張っている者。
もちろん今の仕事を頑張っている人も。
そうした人から少しだけ刺激を受ける。


カーラジオから聞こえてくるのは浦和vs横浜FM戦の実況。アナウンサーの叫び声を聞きながらそんな事を考えていた。


写真は『涙』で検索して見つけた画像。
何か壮大な感じが素敵だ。