ちょっとだけ暇になった

t-2take2004-11-16

月曜中に諸々の原稿を入稿。バシッと終わらせたんで、ちょっと一息入れている。んが、しかし、やろうと思えばやることは沢山あって困っている。まあ、それでも今日はゆっくりとしてみた。昼ドラを見てみたりね。全然面白くねーけどさ。その中でも、古畑任三郎は懐かしくて見てしまった。ん〜でも、相変わらず殺しの動機や、アリバイの仕掛けが幼稚。そして、何と言っても古畑が犯人を捕まえるまでの方法がかなり強引。俺が犯人なら知らんぷりを通すけどね。知らぬ存ぜぬで、黙秘権を貫き通す。カマをかけられて自供するなんて、みんなバカな犯人だよね。なんて、ドラマだからこれで良いのだろううけど。


それから、昨晩の夜。スポーツニュースでスペインリーグの70mゴールを見た。バルセロナの友人が自分の日記で書いていたのを読んで、「日本のニュースでやるかな〜?」と待っていたんだけど、すぐに見れたね。
ポーンと蹴られたボールはGKの目の前で跳ねて、頭の上を越えてゴールに入る。この前、横浜FCのGK菅野が決めたゴールに近い。
あるんだね。リーガエスパニョーラでも。笑えた。


それから今晩、部屋の中である本を見つけた。1年ぐらい前の本で「新世界サッカー倶楽部」というもの。双葉社発行で、スカパーのWEBに載せられていたコラムをまとめたものらしい。大住良之後藤健生山崎浩一富樫洋一と何とも豪華なメンバーだ。しかも、編集は宇都宮徹壱さんまで絡んでいる。
さて、全部を読んだわけではないけど、素晴らしい言葉を見つけた。というか思い出させられた。大住さんと後藤さんの「バックスタンドから記者へ」という対談形式のコラム。
この中の『「フリーになる」ということ』で、フリーのライターになった経緯の話しの中で大住さんがこう書いている。
『牛木(素吉郎)さんからも「辞めるな」って言われたね。牛木さんが良く言っていたのが「ペンは1本、箸は2本」-要するに1本のペンで2本の箸(生活)は賄えないって言うんだよ』と語っている。
「ペンは1本、箸は2本」・・・・そうだな。
俺もその話は聞いたことがある。牛木先生から直接では無かったと思うけど、北千住の講座のTさんからだった。ポルトガルから帰ってきて、北千住で開かれている牛木先生の講座に通うようになった頃だと思う。
会社を辞めて、ポルトガルに行って何もできずに帰国して、日本でどうしたら良いか悩んでいた時期だったと思う。どうしていいか分からず、とにかくなにかにすがりたい時だった。そんなときに聞いた言葉。心が痛かったね。
その頃は(今でもだけど)サッカーのライターになれば、すぐにでも食っていけると思っていた。誰でも金子達人や二宮清純になれると思っていた。それは言い過ぎかもしれないけど、一端の「フリーライター」ってものになれるもんだと持っていた。あさはかだよね。
と、まあその後、そう簡単な道ではないと悟り、元勤めていた会社の人を頼って編集の仕事を教えてもらいそこでは広告の仕事もしたしいろいろと仕事をして生活費を稼いだ。
そして、仕事と平行しながらしながら北千住の講座とか、県協会の仕事とか、ベルマーレで新聞書いたりとか色々と幅を広げていくことでチャンスを待った。
まあ現在、僅かながら書いてお金を頂くような真似事が出来はじめた。しかし、正直「食っていける」と言うにはほど遠い。よってペン1本では食えないことを身をもって理解している。
もし、何かの理由でここの日記を読んでいる人へ。
『僕は、サッカーライターを目指してます。サッカー好きだから簡単じゃん・・・って言うじゃない〜』
『でも〜・・・・・そんな甘くないですから〜!ただ好きなだけならいくらでも居ますから!!残念!!!』『フリーターとはフリーライターの事?斬りっ〜!!』
って感じです。
ちゃんちゃん。


ちゅう事で、今日の画像はヒデ。何で?と思うかもしれないけど、おいらの最終目標が、ヒデのインタビューと彼のサッカー人生を最後に書くこと。