新宿鮫

恵比寿の事務所で机を並べている隣のちょい悪オヤジから頂きました。
大沢在昌著 新宿鮫(3)

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屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)

屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)


実は昔映画だかドラマだかやっていたのを知っていただけ。
確か、真田広之が主役だった?


ハードボイルドな読み物だと信じて疑いませんでした。
うん。
内容は濃いです。
新宿といえば、菊池秀行著の「魔界都市新宿」がありますけど、あっちはオカルトSF系。
でも、同じ新宿を舞台にしているだけあってなんとも言えない「何でもアリ」な設定が好き。
突拍子もない事でも、ありそうだから怖い。
それが新宿。


今回の「屍蘭」は正に屍をお金に換え欄で埋め尽くされた憎愛もの。
2作目(読んでないけど)のような派手な撃ち合いは無し。
淡々と事件と事実だけで進められる。
それがまたじわじわと追いつめられてくる感じで読み応えがある。


シリーズは既に9作もあるようなので、今後少しずつ読み進めていきたい。