雑感

昨年、我がチームで一番口が悪いと陰口を叩かれていた彼。
一変、今年は「大人になった」と評判らしい。


某桜系のサイトの方も書いていたし、先日、某所で某新聞記者の方から取材を受けている姿を見たときに、実は僕もふっと感じたことだった。
だから、桜時代を知る人が「大人になった」という表現を用いたことは意外でもなんでもなかった。


今年はキャプテンを任された。
監督と強化部長からの推薦だったそうだ。
推薦・・・いや強要かも(笑)


それは、彼の口の悪さの評判を知っていてあえて与えた役目だったのかもしれない。
メディアに対してもファンに対しても、「キャプテンたるもの他の選手の見本にならねばならぬ」という戒めなのかもしれない。
でも、その目論見は良い意味で外れている。


元々上昇志向の強い彼である、態度が悪いとか憎まれ口を叩かれながらも、それは常に自分を厳しい状態に追い込んでそこから這い上がろうとするバネを活力に生きてきからできることなのである。
だから、彼の口の悪さは自らの戒めなのである。


おれは思う。
彼が常々口にする「あたりまえ」という言葉。
それは彼自身が一番難しいと感じていることではないだろうか。
あたりまえ・・・・


ゴールの枠内にシュートを飛ばす。
どんなに疲れていても味方のフォローをする。
狙ったところへ良いパスを出す。



・・・・失敗無くいつもあたりまえの様にできれば苦労しないのである。
だからこそ常に「あたりまえ」を口に出し自らを律する。


キャプテンとなった今季、彼は俺の目の前で昨年以上に「あたりまえ」のプレーで俺を痺れさせてくれるのだろうか?
今から楽しみである。