やり投げ

いや決して、「さじを投げた」訳ではない。
くだらんな。


え〜っと、先日も書いたけどおいらは元陸上部員。
で、メインはやり投げ。
ジェベリンスローワーだな。


先日、久しぶりに陸上競技なんぞを見たせいかフッと手に取った本におもろい記事を見つけた。
陸上とは何の関係もない雑誌。


なのに、ある人の名前を発見。
溝口和洋。
知らね〜だろうな。


なので気になってちょっとググッてみた。
世界記録は変わっていないみたいだな。



男子世界記録: 98メートル48 ヤン・ゼレズニーチェコ) 1996年5月25日
男子日本記録: 87メートル60 溝口和洋 1989年5月27日


この溝口がサンノゼで87メートル60を出した日。
おいらは平塚競技場で東日本社会人陸上を、陸上部の同級生と見に行っていた。
エントリーに溝口の名前があったのに、当日居ないことを知ってガックリとしていた。
が、家に帰ってTVを見ると溝口が「世界新!!!」とのニュースを見て、二度驚いたのを記憶している。

実際には、当時の世界記録には数センチ足りなかった。
しかし、当時陸上競技で東洋人が世界一になるなど許されなかった時代のため、測定の際メジャーを思いっきり引っぱって測定したそうだ。
当然、無理矢理引っぱられることでメジャーは実際の長さよりも伸びてしまい本当の数値よりも短くなった。と言われている。
この当時の測定方法は今のようにデジタル機械が無かったので、しょうがないと言えばしょうがないのだが・・・
あのとき、「世界記録」を獲っていたら溝口のその後も違った人生となっていただろう。
その雑誌によると今はパチプロだとか・・・・

さらに、驚いたのは吉田雅美さんが既に亡くなられていること。
吉田雅美は、この平塚競技場には来ていて彼がスローする瞬間は位までも覚えている。
ちょっと変わったフォームだったしね。


で、最近では村上幸史という若い選手が居るそうだ。
日本では、溝口、吉田に次ぐ3人目の80メートルスローワー。
期待されているようだ。


やり投げねぇ。
最近は室伏広治ハンマー投げ)の活躍で多少は日の目を浴びてきた投てき種目だけど、これまでずっと暗い時代を過ごしてきた。


そんな投てきに中学生の時に惹かれたおいらは変わりモンなのだな。