盗難車→中古車

t-2take2005-02-10

お向かいのお家には、大学生のお兄ちゃんが居る。
大学に入ってバイク買ったのは知っていたんだけど、最近バイクに乗っているのを見ないな〜なんて思っていたら、今日家の前でバッタリと会ったので聞いてみた。


「最近バイク見かけないな?」
「あれ、去年の夏くらいに盗まれたんすよ」
「マジで?」
「で、この前警察から電話があって、沼津で見付かったって言われたんだけどバイクは戻ってこないんです」
「なんで?」
「なんか、きちんとした流通経路で販売されていて、買った本人はもちろん、売ったバイク屋にも責任がないみたいなんですよ。おかしな話しですよね」
「はぁ〜?ふざけた話しだなぁ」


なんでも、盗まれたバイクはどこかの中古屋に売られて、その中古車屋からオークションとかで転売され、最終的には沼津の青年が12万円で購入したそうだ。
結局、警察はこれ以上何もしてくれなかったそうだ。
世の中おかしな事がまかり通っているいるもんだね。
しかも、警察は何を考えているのでしょ?
バイクを盗まれた、お向かいの子に向かって「どうしても取り返したければ、買った子に12万円を払って取り返すしかない」と言ったそうだ。
馬鹿かっ?
盗難にあって盗難届を出していて、車両ナンバーが合致したバイクを見つけたのにそのバイクの所有権は他人にあり、盗まれた被害者はなにもできないいなんて・・・
警察が無能なのか、日本の法律がおかしいのかどっちだ?
盗まれ損なんてことを許して良いのかよ。


向かいの兄ちゃんは、一生懸命バイトをしてやっと買ったバイクだよ。
みんな思い出してみてよ、初めて自分のお金で買った愛車を。
バイクでも車でもさ、可愛い分身みたいなモンだったじゃない。
もし自分だったらと思うとスゲーむかついてきたんだよね。


何か自分が大人になるにつれてなのか、単においらが今まで馬鹿だったのかは知らんが、どんどんこの日本は腐っていってるように感じている。
こうした細かい法律(なのかな?)とか、社会の仕組みとか矛盾することが多すぎる。
そして、最近は特に目に付く。
NHKの視聴料とか、年金とか、高速道路の料金とかね。
どれもこれも一部の人間のみが甘い汁を吸っている。
大半の国民は泣き寝入り。
馬鹿みて〜。
向かいのお兄ちゃんも今回の件には呆れていた。